Last Updated 10/6/10 12:30 PM
高等学校の選択講座に柔術が採用されました。
by TOKYO

 

千葉市にある私立明聖高等学校が、今年度4月から授業に柔術を取り入れました。同校には、選択講座(週1日・2時間実施)という科目があり、英会話、パソコン、イラスト等の趣味や資格取得を目指す講座の他、ダンス、職業体験等のユニークなカリキュラムが展開されている。この選択講座において、今年度の1年生から柔術が採用され、男子生徒16名が練習に励んでいる。

同校では、人付き合いが苦手で集団に馴染めずに不登校であった生徒やいじめが原因で不登校になってしまった生徒、また一度高校を中退した生徒等にも積極的に入学の機会を与えている。今回の柔術クラス発足のきっかけは、同校の花澤悟史教頭がアクシス一宮の練習生であることから。花澤教頭は、「多様な生徒が通う本校では、自分を見失い、自信をなくしている生徒も多い。柔術を通して心身を鍛えることで、これからの社会で生きてゆく強さを身につけ、自分自身に対しての自信を深めて欲しい。何より相手に思いっきりぶつかっていくことで自分の殻をぶち破って欲しい。」との思いから柔術クラスを発足し、生徒とともに汗を流している。まだ、半年ではあるが、生徒たちの変化、充実ぶりに驚いている、という。

先日の9月21日の授業には、アクシス一宮代表の白井秀幸氏が参加し、セルフディフェンスを中心とした指導を実践し、授業の後半では、生徒たちのスパーリングを見守り生徒一人ずつにアドバイスを行った。

同校では今後、この柔術クラスを2年生、3年生になっても継続できるようにしていくことや、柔術部の創設なども考えているとのこと。また、将来的には柔術の授業で単位認定することも検討している、という。

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